フィリピンで蚊が媒介するデング熱が猛威を振るっています。保健省によると、1月から7月27日までの感染者は約16万8千人と前年同期比で約2倍になりました。死者は720人に達しました。同省は流行宣言を出し長袖、長ズボンの着用や防虫剤使用を呼び掛けています。
フィリピンでは6月から本格的な雨期に入り、蚊が大量発生したとみられます。7月21~27日には1週間だけで約1万3千人の感染が確認されました。日本人に人気のリゾート、中部セブ島周辺も感染者が多いです。保健省は他の政府機関や自治体などと連携し、蚊の繁殖地の調査や駆除を加速させます。